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矢部憲一のTRPGがやりたい!

TRPGの意義

TRPGの意義


教育的な側面

ロールプレイングゲームを行う目的は、もちろん遊戯として純粋に楽しむ事が挙げられますが、目的の一つとしてそれぞれのプレイヤーにキャラクターが直面する事態を体験させる事にあると言えます。

ゲームの中でプレイヤーは様々なキャラクターの役割を演じます。それは中世の厳格な騎士であったり、深い知識を探求する学者であったり、成り上がりを夢見る貧民であるなど、およそ考えうる限りのあらゆるタイプの人間を演じる事になるでしょう。
そしてそれぞれのキャラクターは、全く同じ状況においてもそれぞれが全く違った反応を示し、そのキャラクターの持つ主義や考えに基づいて行動します。例え同じプレイヤーが操るキャラクター同士であったとしてもです。

それがロールプレイの理想といえるでしょう。(`・ω・´)

従って良いプレイヤー、良いGMの元で良いRPGをプレイする事によって、プレイヤーはグループ内の強調の大切さを学び、より広い視野を得ることが出来ます。
そういった教育的な側面を持っているのがRPGです。
実はアメリカでは、医学や教育の場でロールプレイというものが積極的に用いられています。この点は記憶しておくといいと思います。



娯楽としてのTRPG

また、娯楽という観点から見ると、TRPGは創造的な楽しさを得られる数少ない内のひとつといえます。
他の殆どの娯楽は受動的に楽しむ事を基本としています。例えば映画や本などです。観客はただ座って演目を眺めるだけで、その娯楽の作成には全く関与しません。

一方でロールプレイにおいては「観客」そのものが舞台を作り上げていく「作者」でもあります。GMが中心的な脚本を書き、プレイヤーが登場人物の台詞や行動をリアルタイムで決めていきます。
演劇でいう「アドリブ」に近いものがあります。

進んでいくシナリオの中で何らかの「アクション」を起こしたければ自由に起こす事が出来ますし(当然ゲーム内での社会的な制限、報復は覚悟しなければなりません。つまり行動に対して責任を取らなければいけない点は現実世界と何ら変わりはないのです)、何か面白い事を起こしたければプレイヤーが協力して自分たちで話を作っていくことが出来ます。



世界に一つだけの物語

加えて他の娯楽と一線を画す点として、その物語自体のオリジナル性を挙げることが出来ます。
多くの娯楽は不特定多数の人間を楽しませる為に大量生産されたものであるのに対し、TRPGのプレイはその物語に参加したGMとプレイヤーだけが共有できる宝物です。GMが提示した材料を、プレイヤーが色々な形に組み立てていくのです。

もうひとつの重要な点はプレイヤー同士が必ずしも競争や争いを行うわけではない点です。
ほとんどのTRPG・各シナリオの目的は、パーティー(キャラクター達が集まったグループをこう呼びます)が協力してなんらかの目標を達成する事にあります。



注意して欲しいのが、この目標は必ず達成出来るわけではない点です。
目標を達成出来るかどうかはキャラクター達の行動と、うまく協力できるかどうかにかかっていると言っていいでしょう。




見事にやり遂げて、うまく達成出来た時の達成感は言葉にならないものがありますヽ(´ー`)ノ
メンバー全員でそれを共有できたら嬉しさ倍増。これホントですよ!


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